ペットもうつ病になる!

スタッフブログ!

こんにちわ❗
雨の多い季節になってきましたね~😥
沖縄や九州は梅雨入りしたそうですが今年もとても早いスタートだったそうですね、例年梅雨時期の水害が危険度を増してます、引き続き気を付けて過ごしていきましょう❗💨



さて、五月も中旬になりましたが、、年明けから怒涛のスピードですね。
今年ももう少しで半分が過ぎると思うと『ああ、色々やれてない😱』『今年の目標って、、😰』と焦りや悲しみ、新生活でのストレス、コロナでの先行き不安、様々な圧迫から春は鬱の流行が多くなるんだそうです。
所謂五月病を思い浮かべがちですが、春の鬱全てが五月病ではなく、例えば定年退職など抑圧からの解放も鬱の引き金になったりと色んな症状があります。
そしてこれは人間だけの病気ではないのです。


近年、お家に迎えられる動物達=ペット達は一昔前まではネズミと捕まえる為、家の防犯の為、等々あくまで人間にとって道具のような扱いが主でした。
例えば犬は玄関の外で犬小屋が当たり前、予防接種など無く蚊に刺されてフィラリアに罹患し数年で亡くなる、このような扱いが日本で改善されてきたのは欧米地域より約100年ほど遅れて20世紀に入ってからです。
近年ようやく動物の権利に目が向くようになり、虐待や殺処分の報道も扱われるようになり社会問題に取り上げられ始めました。
そして各家庭での動物たちの接し方も変わってきました。

うちの子は可愛い💖🤣

我が子が一番❣😍

自分の子同然💓🥰

生涯のパートナー
💗🤗

お客様から聞こえてくる我が子への愛情満載の言葉、振る舞い、本当に愛と責任をもって家族として接している方が増えたなぁと嬉しく思います!
犬猫と訪れることのできる観光スポットや宿泊施設も多くなり、企業もペット達に何かあれば休暇を許されたり同伴出勤もさせてもらえたりするスーパーホワイトな会社も出てきて良い世の中になってきたなとしみじみ思います。

と同時に、だからこその障害も増えてきています。
ペット達も昔よりも人間に依存した性格の子達が増えてきているのです。

距離感が近いからこそお留守番は苦手な子が増えてきています。
追い打ちをかけてコロナによる在宅時間の増加でペットの購入件数が急激に伸びたり、情勢によりリモートワークが突然終わったり、はたまた突然始まったりと環境の変化の激しい昨今でますますお留守番が苦痛になり、少しの外出で問題行動が出るように、、



例えば、我が子に以下のような症状が出ていませんか?


【心の病気主な症状】
 
①無気力・元気消失
声をかけても目も合わせない、寝てばかりになってしまった。
おもちゃで遊んだり、窓の外を観察したりすることもなくなった。

②手足を舐め壊す、噛む
グルーミングをし過ぎる、又は一切しなくなった。
毛艶の悪化、毛玉が多くなり、手足の先は毛が薄くなった。
舐め、噛み壊しによる皮膚の炎症発生。
毛玉が体内に溜まって詰まり腸閉塞になった。

③自分の尻尾を追う、室内に入り込んできた光を追う、室内外の物音に敏感
自分の尻尾を追いまわし、噛むこともある。
窓の外に別の犬や猫、カラスなどがいると激しく吠えたてる。
サイレンやインターフォンに吠えたてる。
夜鳴きをする。

④粗相が増えた←猫のマーキングは本当に辛い!
家中どこでも構わずおしっこ、うんちをする。

⑤1人にしてほしい
物陰や人目につかないところに籠る。
見つかると攻撃し、性格の豹変がみられる。

⑥食欲の激しい増減
一切食べない、または過食、食べて吐く、やつれても食べない。
よだれを垂らす。

全て、動物も起こり得る心の病気の症状になります。
6番に関してはストレスから胃腸のダメージが出始め、食べたくても気持ちが悪く食べられなくなっている可能性もあります。
人間と同じですね。
感受性の高いペット達との濃密な時間が増えてきたことで、極端な距離感で簡単にストレスを感じてしまいます。



バッドシチュエーション例】

①今まで24時間べったり過ごしてきたのに仕事が変わって1日家にほぼいない生活になった。
→依存心の高い子には酷ですね、、

②長年沢山ご飯を置いてその日の内に帰れるかどうかという時間仕事していたけど最近毎日家にいるようになった。
→自分の時間も大切なタイプの子だったら鬱陶しいかも、、



上記はどちらも極端すぎてお互い辛い生活になりますよね、体調を崩す前に程よい距離感を保つ必要があります。
ともあれ、上記の行動がみられる場合、都度医療機関での相談をしましょう。
⑥は早急に病院で診察してください。
猫ちゃんの場合3日間飲食できない場合最悪亡くなってしまいます。

近年、総じて心理的不調の鬱病と称しておきますが、ペットの鬱病は増加中です。

私事で恥ずかしいですが、、
我が家の次男坊も次々来る新人保護猫達の子育て&教育係(昨年7匹目の新人子猫で打ち止めとなりました)で面倒見る系男子の次男が大活躍でグルーミングしたり、叱ったりと武田家での生活を教え込んでくれましたが、ついに疲れ果てさせてしまい『心穏やか薬』を処方されました。
まだまだ甘えたい性格、年頃の次男、私たち家族は保護するだけ保護して教育は全部次男に押し付けて本当に申し訳ない事をしました。。。
(長男はキャバリア・次男、三男、五男、六男、長女、次女、三女は全員猫、四男は亀の大家族の武田家)
人間だって一向に終わらない子育ては辛く苦しいことです。
現在でも少ししつこいマーキング癖は残っていますが責めるなどお門違いも甚だしく、薬やトイレの改善でうまく付き合っています。



【鬱症状改善対策】

大きく分けてお薬と環境の療法があります。

①お薬

主に抗うつ剤や抗不安薬です。体質に合うものを探っていきましょう。
人間にも使っている抗うつ剤や頭痛薬の薬も多く活用され、安全性は問題ございません。
ちなみに次男は②と④の症状で処方薬はアミトリプチリンという人間の片頭痛薬にも用いられる薬です。
おかげでお腹の舐め壊しやソファーへのマーキングが減りました。
①のような無気力生活に対し活発なあの頃に戻ってほしいという方には薬剤対処は少し時間がかかるかと思いますが、穏やかに過ごす、ざわざわ、イライラした気持ちを取り除く為には適した対処法になります。
主に攻撃性、激しいマーキングには効果があります。 



②環境

普段のご飯やトイレ環境の改善、気分転換の遊びや、上下運動の提供、人間と分断された時間の提供です。 


ご飯

主に療法食といわれる病院でも購入が出来る食事にはストレス軽減物質のトリプトファンが含まれたご飯が多数存在します。
我が子が中高年代に入った際には食事による健康促進(足腰の強化、尿路系配慮等)も兼ねて是非ご検討ください。


トイレ

トイレは犬の場合には回数、色、量が分かるよう白いシートで用意、猫の場合はなるべく砂の細かいものにしてストレスを緩和していきましょう。
トイレ砂には危険な物質を含むものもありますので成分をよく見て使用してください。
トイレが臭うと無意味なので洗い替えも用意し定期的にしっかり洗浄するようにしましょう。
多頭の場合は人数プラス1でトイレ数を考えることが必須です。


遊び

マタタビ入りのじゃらし等集中が高まるものも効果的です。
ジャンプや高速で動けるように遊んであげましょう。
猫は上下運動必須ですのでタワーがあればより良いです。
犬の場合はマテ+命令で持ってこいの遊びが沢山褒めるタイミングがあり効果的です。
幸せホルモンも沢山出て満足感を得られやすいです。


程よい分離

プライベートの時間をお互いに持ちましょう!
いざという時の為に数時間はお留守番が出来る環境を作ってあげることも大切な愛情です。
依存心が高すぎる子はまずお留守番の訓練から始めましょう。
知育おもちゃやおやつ等心細さを埋める、他の興味事を提供する等の対策で乗り越えていきましょう。


以上、いかがでしたでしょうか😅
皆様の我が家の子は当て嵌まりませんでしたか❓❓

可愛がっているご家庭こそ抱えがちな問題がこの心の病気なので、身につまされる問題です。

また、『ああ!うちの子3つも当て嵌まってる💦今日からお留守番練習しよう!』と突然朝から晩まで出かけるなど極端なことをしてしまう責任感の強い方も注意💨です。
急に家族が居なくなったと思って動物たちもパニックです。。

鬱病は人間と一緒で寛解はしますが完治ではなく、ぶり返す恐れは常にあります。
動物たちも同じで良くなったと思って元の生活につい戻すと再発します。
ご家族のペースで、徐々に程よい距離感、ご家族の形を作っていきましょう❣


日本ペットシッターサービス吉祥寺店でした❗😁





















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